メタトロン×バイコム 医師にも患者にも負担の少ない、スマートな使い方
ロシアで生まれたメタトロンと、ドイツ由来のバイコム。どちらも振動医学に基づく医療機器※です。
では、どんな違いがあり、どんなメリットがあるのでしょうか?
都内にある の院長を務める若松順子さんは、「それぞれに得意なことがあるので、双方の良いところを使うのがベスト」と言います。
2つの機器の特徴と、現場でどのように使い分けているのか詳しく伺いました。
※2022現在、日本の薬事法では医療機器としては承認されていません。
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慢性疾患などで選ばれる自然療法として
現在のクリニックを開業する前から皮膚科の医師として働いており、ステロイドなどの薬も処方していましたが、薬以外のアプローチも提供したいと思い、メタトロンとバイコムの導入を決めました。
どちらも日本ではまだ疑問視されることも多いですが、ロシアやドイツでは保険適用になっていたり、病院で医療機器として使用されています。急性疾患や感染症には西洋医学を、慢性疾患には自然療法をというようにアプローチを選別し、メタトロンとバイコムは自然療法の機器として信頼されているので、私も治療の選択肢を増やせたと思っています。
効率的な測定が可能なメタトロン、調整が得意なバイコム
メタトロンはヘッドセットを頭につけ、一度に各臓器の固有の振動数を測定して、健康な状態との差異を把握するものです。
差異が大きい箇所には、周波数を”調律する”、メタセラピーでケアします。患者さんは座っているだけなので負担も少なく、医師にとっても測定は無人で機器に任せられるので、効率的な方法を取ることができます。
一方、バイコムでの診断は、手足にある40カ所以上の経絡の電気抵抗値を医師が測らなくてはならないので、時間も手間もかかります。
患者さんによっては、測定時に機器の先端が当たることで痛みを感じる場合もありますが、メタトロンよりも強度の高い”治療”ができるというメリットがあります。治療する部位をプログラミングしておけば、治療は順次、機器が担ってくれます。
つまり、どちらも測定とケアはできる機器ですが、メタトロンで測定し、バイコムで治療できれば、非常に質の高いケアができるとともに、時間も効率的に使えるということです。
どちらも”身体全体”を整えることを目指す
メタトロンは、脳の松果体から発せられる臓器ごとの”周波数”をスキャンします。それらが正常な値か、病時期特有の周波数なのかを照らしあわせ、どの経絡に歪みが出ているのかを診ます。
一方、バイコムが拠りどころにしているのは「通電率」です。人体は約8割が水分でできているわけですが、何らかの要因(食事・環境・精神状態など)でその水が濁ると、通電率が下がります。それらの情報を体系づけて、弱くなっている箇所や経絡を判断します。
診断やケアに違いはありますが、どちらも目指すところは身体全体のバランスを調整し、自然治癒力を上げる点にあります。
人体は、一時的な外傷を除いて、どこか一箇所だけが悪いということはほとんどなく、ある臓器が弱まれば関連する全ての箇所も弱まるという具合に、相互関係の上に成り立っています。症状として出ている箇所が必ずしも原因というわけではなく、根本原因は別の場所にあることも多いので、それらを”読む”ことが重要になります。
この点は東洋医学に近い考え方ですし、自然療法として頼れる点も、ここにあると考えます。
ちなみに、メタトロンが臨床で導き出した臓器の相互関係と、東洋医学で言われるところの”経絡”が一致したというのは、それが信頼できることを示唆していると言えます。
バイオレゾナンスという視点でできること
「身体全体を見る」ということを重視していると述べましたが、それは人体のあらゆる細胞・組織がオーケストラのように互いに共鳴して成り立っている(バイオレゾナンス=生体共鳴)という考え方に由来します。
各楽器を担う臓器が、正しい周波数を発していれば美しい曲が流れますし、ズレていればその部分をチューニングしてあげれば良いわけです。
この”チューニング”の方法として、もちろんメタトロンやバイコムでの調整は機能しますが、最も有効なのは、患者自身が治すことを意識するという点です。
メタトロンでは、測定した身体の状態に合わせたオーダーメイドのメタセラピーに加えて、推奨される食べ物・漢方といった情報も目に見える形で出せるので、生活習慣の具体的な改善策まで患者さんに伝えられる、つまり意識変容まで促せるというメリットがあります。
また、バイコムにはこのバイオレゾナンスの特性を生かして、患者の振動自体を調整するという治療の他に、もう一つ優れた使い方があります。
例えばアトピーの場合、皮膚科ではステロイドを処方することが多いですが、長期的な使用によるリスクや子どもへの負担など懸念が年々増えています。
そういった場合、処方したいステロイド薬の波長をバイコムで読み込み、同じ波長を水に転写することができるのです。にわかには信じがたいかもしれませんが、それを服用することで実際に改善したケースもあります。
全ての物質が持つ波長・振動という情報を利用した治療なので、薬のリスクが不安という方や、慢性疾患の方には安心できる方法だと思います。
他にも、整形外科などの領域で痛みを取ることや、精神疾患の患者さんにも脳の振動を調整することで原因を除去することが可能なのが、メタトロンとバイコムです。
リスクを抑え、医師の選択肢を増やす
ここまでメタトロンで測定して、バイコムで治療するという方法をご紹介していますが、難しい点は、メタトロンで出てきた膨大な情報を、オペレーターである医師が体系付けて診る力が求められるというところです。
もちろん臨床で自分の知見を積んでいくことも重要ですが、今後はディーラーからのサポートも厚くなると聞いているので、より深い読み方や質の高いセラピーの仕方などを勉強できる環境が得られると思います。
私も導入したての頃は、使いこなすのが難しいと感じていましたが、バイコムでの治療は振動の調整なので、薬の副反応より懸念すべきことは少ないです。
代謝を上げすぎると倦怠感などの反応が起こる場合があるので、調整強度には十分気をつけますが、携帯の電波と同じで、その患者さん以外の番号にかけた(振動を与えた)からといって、受け取られることはなく、ほとんど影響はありません。
こういった点で、オペレーターである医師側も安心して使える機器だと言えます。
私のクリニックには、導入を検討されている医師の方も来院されるので、少しでも気になる方は体験に起こしください。
治療しても症状が改善しなかったり、原因がわからない、薬だけに頼ることへの不安を抱く患者さんをケアする手段として、おすすめしたいと思います。